本日4月29日、イギリスのボリス首相と婚約者のキャリー・シモンズさんに無事男の子が誕生しました。

新型コロナウイルスによる感染症で、一時は集中治療室に入るなど数週間にわたり闘病中だったボリス首相、つい先日月曜日に公務に復帰したばかり。キャリーさんご自身も症状があり、臨月の体でどんなに不安だったかと思うと、赤ちゃん誕生のニュースは本当にうれしかったです。

妊娠・出産はただでさえ不安と隣り合わせです。

世界的なパンデミック中、外出制限や生活必需品にもなかなか手に入らないものがあったりする中での妊娠、出産は妊婦さんやご家族にとって不安でいっぱいのはず。

イギリスや欧米諸国では、ロックダウンとして必要な場合を除き外出は禁止されていますので、在宅でできる仕事の場合には大多数の企業が在宅に切り替えています。レストランやカフェなどやむなく休業となり収入に影響が出ている場合には政府からの収入補助が受けられるなど支援が発表されています。(*申請資格を満たししている場合に限り)

日本では非常事態宣言が出されたものの、不要不急の外出は極力控えるように、という要請レベルですので、不安な中通勤している方、仕事を休めない妊婦さんもまだまだ多いようです。

ちょうど長女を妊娠中の2009年にも新型インフルエンザの流行がありました。今回のコロナとは全く違いますが、インフルエンザが流行する冬に妊娠後期に入ったので、日々マスクが手放せなかったこと、不安でたまらずウイルス除去機能のある空気清浄機を買ったり、とにかく赤ちゃんを守ることに必死だったのを覚えています。

 

そして今週、新型コロナウイルスの感染に対する不安が及ぼす妊婦さんへの影響を鑑み、医師の診断を受けた妊婦さんが休業などを希望すれば、事業者に応じるよう義務づける方針を厚生労働省が固めました。詳細はこちら。

これまでもつわりや体調不良で医師から必要とされた場合には、休業や時短勤務などの対応を行うよう事業者に義務付けしていましたが、新型コロナウイルスへの感染に不安を感じる妊婦さんにも、事業者は同様の対応をすることが義務付けされたということで、まさに妊婦さんを守るための大きな動きです。

不安を抱きながらも通勤している妊婦さん、まずは無理をせずかかりつけの産婦人科の先生に相談して欲しいな、と思います。

「無理」だけはしないで欲しい。

心から叫びたい。

というのは、長女を妊娠したばかりのころ、12週を目の前にして「切迫流産」で入院したことがあります。

ほんの少しの出血を軽く見て、無理して出勤した日。

やっぱり不安でかかりつけの産院に連絡すると「今すぐ来なさい、自分では運転は絶対するな」と先生に言われ、上司に事情を話し、上司の車で産院に向かいました。

「流産しかけてる」

と言われて青ざめ、泣き出す私に先生は容赦無く怒りました。

私の「大丈夫だろう」という軽い気持ちをとても後悔し、赤ちゃんを失いたくなくて、とにかく怖くて怖くて仕方がなかったです。

「このまま入院させます。」と上司にきつく言い放ち、何も悪くない上司にも、お腹の赤ちゃんにも本当に申し訳なくて、点滴を受けながら自分の行動を深く後悔したのを覚えています。

怖い先生でしたが、入院中検診日ではない日でも忙しい診療の合間にエコーをとってくれて、自分の赤ちゃんを見るように「ここ鼻」「美人さんだ」と嬉しそうに解説してくれました。次々エコー写真をプリントアウトして、惜しげもなくくれました。私のように無理してしまう妊婦さんが後を絶たないからこそ、先生は敢えて厳しくしていたのだと思います。

その後2週間入院し、退院後も自宅安静が2ヶ月ほど続きましたが、妊娠6ヶ月にして職場復帰となりました。

理解のある上司に同僚、そして会社も女性に対する支援が充実している会社でしたので、傷病手当金の手続きも、人事から案内がありサポートしてくれました。

傷病手当金とは、病気による休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。*出典:全国健康保険協会

支給される金額は、大体お給料の2/3ほどですので助かりますよね。

(詳しくは、支給開始日以前の12ヶ月間の標準報酬額÷30日×(2/3)*出典:全国健康保険協会 

労働時間などの条件を満たして、健康保険に加入することができれば、派遣社員やアルバイト、パートであっても傷病手当金の対象になるので、人事や労務担当に確認するのがベストです。

 

ただでさえ「コロナ疲れ」という言葉をよく聞く今、小さな命を宿した妊婦さんの体や心にかかる負担は、計り知れません。

こんな時だからこそ、ご自分を最優先してください。それが赤ちゃんを守ることにつながります。

疲れたらすぐに休んで、周りに甘えてください。

不安な時には相談しましょう。連休中は厚生労働省から日本助産師会の協力でホットラインも設置されています。

詳しくはこちら→ 新型コロナウイルスに関する妊産婦等臨時相談ダイヤル

La Mooksでも無料のカウンセリング、チャットルームがご利用いただけますのでご遠慮なくご相談ください。

本当にどうか無理だけはしないで欲しい。

少しでも穏やかに、赤ちゃんに会えるまでの日々を過ごしていただけるよう、私もここから応援しています。