我が家には1歳7ヶ月のジャーマンシェパード(♀)がおります。

お母さん犬と離すことを許される生後8週を過ぎた頃から我が家にやってきました。

私の腕の中にちょうどおさまるくらいでフワフワの子犬だった彼女。

我が家までの移動中、車の中ですやすや眠るこの子を抱っこしながら、お母さんや兄妹たちと離してしまったことへの罪悪感と愛おしさで複雑な気持ちだったのを覚えています。

でも実は私、犬を飼うことには反対だったんです。

2019年の1月、まだ下の子も小さく手が掛かる時期だったし、フルタイム勤務で朝は7時出勤、残業が続く日々で自分のセラピーも年末に終えたばかりだったので、どう考えてもペットの世話をする余裕があるとは思えなかったんです。

それでも犬好きの主人と、もうすぐ9歳になる長女の猛烈アピールの末、お世話は主人&長女がするという条件で飼うことになりました。

 

ペットを飼われている方はきっと想像できるかと思うのですが、やってきてからはもう嵐の日々でした・・・。

クレート(ハウス)トレーニング、トイレトレーニング、子犬ならではの甘噛み(甘噛みどころじゃない痛み!)、ドッグフードも合う合わないがあって、さらにジャーマンシェパードはお腹が繊細らしく「これだ!」というドッグフードを見つけるまで少しずつ色々試してみたりと、毎日が大騒ぎでした。

予防接種をして一定期間が過ぎるまで散歩にも連れて行けないので、とにかく家も、庭も大変なことに。

あれだけ犬を欲しがっていた長女に至っては甘噛みに耐えきれず、怖がるようになってしまいました。

噛まれるのから逃げようと動けば動くほど、子犬にとっては遊んでくれているようで楽しくなってしまうんですよね。

トレーナーの先生からも「やめさせたい行動をしている時は無視すること」と言われていたのですが、痛くて我慢ができない長女。

どうしても避けようと足を上下させるので、もう楽しくて仕方ないからはしゃいで飛び回ってもっと噛む始末。

何枚も分厚い靴下を履き、さらに私のルームブーツを履いて立ち向かっていたのが今では懐かしい思い出です。

 

中でも一番の衝撃事件は飼って2日目の晩、クレートトレーニングを始めた夜の出来事でした。

犬にとって安心できる場所を作る上でも必要だ、ということで開始したトレーニング。

日中からおもちゃやおやつをクレートに入れたりして、自然に入ったら褒めるを繰り返し、夜を迎えました。

鳴いてもすぐ出すのではなく声をかけてあげる、の繰り返しを夜通し続けます。寝ては起きてトイレ、また寝て。鳴き出したら声をかけて安心させてあげて、眠るの繰り返しです。

暗闇で何も見えない状態だったのですが、それまで声をかけると鳴き止んだのになかなか泣き止まない。

でも今出したらトレーニングが台無しになるのかな・・・

どうしよう・・・

と悩んでいるとふと、

「あれ。この子、こんなにくさかったっけ・・・」と嫌な予感が走りました。

恐る恐るライトをつけてみると、クレートの中でうんちをして、その中で飛び跳ねていたんです。

隣で声をかけつつ座っていた私にも飛び散るほど・・・。

うんち事件は子ども2人を育てていると色々経験済みですが、これはもう別レベルでした。

一体どこから掃除をしたらいいのか泣

必死に夜中1時ごろ大掃除、そして一緒にシャワー。

これもまた、今では良い笑い話です^^

 

口下手で話すことが苦手な私。

でもこの子相手には取り留めないことをぽろぽろこぼしている自分によく気がつきます。

さえぎられる心配がないから、安心して思っていることを口に出せる。

私が何か話しかけると、首をちょっと傾げてじっと目を見てくれるんです。

何も言わずに、じっと興味深そうに。

その表情がたまらなく可愛い。

あの首の角度はもう神業としか思えません。

そして真っ直ぐな目。

無条件で信頼してくれている、そんな目です。

自分の存在が肯定されるような気がして、なんとなく気持ちが楽になることがよくあります。

癒そうとか、信頼されたいかとか、そんな意識は一切なくて、ただただ「あなたのそばにいたいんです」と言っているような視線。

だからこそ、普段他人がどう思うかを気にして、なかなか気持ちを吐き出せない私でも自然と言葉が出てくるんだな、と思うんです。

聞き手によって、みんな伝えるか伝えないか、声に出すか出さないかを無意識に決めているところってないでしょうか。

この人にはわかってもらえるかも、話してみようかな、とか

きっと理解してもらえないだろうな、と舌を噛んだり。

もしくは、言ってみようかなと思ったところ、タイミングが悪くて遮られたり。

動物相手だとそんな心配もいらないし、何よりも偏見も批判もない。

言葉を選ぶことなく、安心して話せる場所、私が作りたいのはそんな場所です。

そんな場所を届けられるカウンセラーになりたくて、学ぶ日々。

私が目指すカウンセラー像は我が家の愛犬でした。

こんな身近に師匠がいたとは。

師匠は今フワフワベッドでみづくろい中です。

そろそろ師匠も寝る時間なのでこの辺で。

ペットがいる暮らしにあらためて感謝しながら。

では、また♪